データ/【ロケーション】
更新日: &lastmod;
#contents
近接性
近接性とは、ロケーションがその所有国の首都からどれだけ近いかを示す指標である。
数値は 最大100(=首都と同一ロケーション) で、首都から目的ロケーションまでの「最短経路」を辿った際に消費される近接性コストによって決定される。
1. 基本概念
近接性の計算方法
1. 首都の近接性は常に100。
2. 首都から目的ロケーションに到達するまでの経路上で、
移動1回ごとに「近接性コスト」が引かれていく。
3. 最終的に残った値が、そのロケーションの近接性となる。
例:
首都 ⇒ A ⇒ B
ロケーションBの近接性 = 100 − (X + Y)
海路経由の場合
目的地によっては、陸路ではなく 海域を経由した最短ルート が使用される。
海域のコスト計算は陸路とは別方式で処理される。
2. 最大支配度との関係
近接性は、そのロケーションの 最大支配度(Max Control) に補正を与える。
最大支配度への補正 = 近接性 × 0.75
(例:近接性80 → 最大支配度+60%)
3. 近接性コストの計算
A→B 移動時の基本式
近接性コスト = (基本近接コスト + 固定値修正) ×(%補正A + %補正B + …)
4. 基本近接コスト一覧
| 移動タイプ | 基本近接性コスト |
| 陸 → 陸 | 40(土地による近接性コスト) |
| 陸 → 海 | 40(港による近接性コスト) |
| 海 → 陸 | 40(港による近接性コスト) |
| 海 → 海/海洋(Maritime) | 5 |
| 海 → 海/外洋(Open Sea) | 30 |
5. 海域間(海→海)の計算
海→海のコストは、海洋プレゼンス(%) を基に以下のように算出される。
■計算式
海→海コスト = { (5 + 海洋固定値修正) × 海洋プレゼンス+ (30 + 外洋固定値修正) × (1 - 海洋プレゼンス) }×(補正A + 補正B + …)
海洋=基本コスト5
外洋=基本コスト30
海洋プレゼンスが高いほど、基本コストの安い〈海洋〉で計算できる比率が増える。
6. 街道と川
川
同じ川が流れているロケーション間は、基本近接性コストが減少する。
街道
街道を敷くことで街道が敷かれているA→Bの基本近接性コストを-20~-35減少することができる。
- 砂利道:-20 &icon(unlock15); 初期から利用可能
- 舗装路:-25 &icon(unlock15); 発見時代「印刷機」ツリー内の進歩でアンロック
- 近代的街道:-30 &icon(unlock15); 絶対主義時代「科学革命」ツリー内の進歩でアンロック
- 鉄道:-35 &icon(unlock15); 革命時代「産業化」ツリー内の進歩でアンロック
川と街道の同時存在
川と街道が両方ある場合、
より値が大きく減る方だけが採用され、重複しない。
例:
川上から川下(-30)
砂利道(-20)
→適用されるのは「川上から川下」の-30
→砂利道の-20は無効
7. 近接性コストを増大させる要素
地表環境と植生
下記の地表環境と植生をもつロケーションは、そのロケーションからの移動の近接性コスト計算時に
ペナルティを受ける。
| 地表環境と植生 | 近接性コスト |
| 山岳 | +50% |
| 丘陵 | +25% |
| 高原 | +12.5% |
| 湿地 | +25% |
| 丘陵 | +25% |
| 海峡 | +10% |
| 丘陵 | +25% |
| 砂漠 | +5% |
| 農地 | +5% |
| 林野 | +12.5% |
| 森林 | +25% |
| ジャングル | +50% |
部族割合
移動元のロケーションの人口比率で部族の比率が多い場合、近接性コストが増大する。最大+50%。
8. 近接性を上昇させる補正
以下の補正を重ねることで近接性を改善することができる。
*近接性コスト(global_distance_from_capital_cost_modifier)
国全体のロケーション間の近接性コスト計算に影響を与える%補正。
*近接性コスト(ローカル)(local_distance_from_capital_cost_modifier)
この補正があるロケーションからの移動に関する近接性コスト計算に影響を与える%補正。
*土地による近接性コスト(%)(land_cost_on_distance_from_capital_modifier)
国全体の陸→陸の近接性コスト計算に影響を与える%補正。
*港による近接性コスト(%)(local_port_cost_distance_from_capital_modifier)
国全体の陸→海、海→陸の近接性コスト計算に影響を与える%補正。
*土地による近接性コスト(実数)(land_cost_on_distance_from_capital)
国全体の陸→陸の近接性コスト計算に影響を与える、基本近接性コスト(土地による近接性コスト:40)を修正する補正。
*港による近接性コスト(実数)(port_cost_distance_from_capital)
国全体の陸→海、海→陸の近接性コスト計算に影響を与える、基本近接性コスト(港による近接性コスト:40)を修正する補正。
*街道による近接性コスト(road_cost_on_distance_from_capital)
国全体の街道を通る際の近接性コスト計算に影響を与える補正。
*海洋による近接性コスト(sea_cost_on_distance_from_capital_when_maritime)
国全体の海洋の近接性コスト計算に影響を与える、基本近接性コスト(海洋:5)を修正する補正。
*外洋による近接性コスト(sea_cost_on_distance_from_capital)
国全体の外洋の近接性コスト計算に影響を与える、基本近接性コスト(外洋:30)を修正する補正。
*ローカル近接性供給源(特殊補正) (local_proximity_source)
- このロケーション自体が「新たな近接性の供給源」として働く。
- 隣接ロケーションの近接性が上がることもある。
- ただし 他の供給源(首都含む)からの近接性の方が高い場合は無効(重複しない)。
- 同じロケーションに複数の補正を重ねることが可能で、その場合単純に補正値が合計される。
9. 近接性を改善する補正を与える要素一覧
ある程度どの国も使える汎用的なもののみ記載。
#flexlist(データ/【ロケーション】/近接性/modifier)